珈琲焙煎者の観察

地下部屋の珈琲焙煎者

インベーダーゲームをつくる。

インベーダーゲームについて

インベーダーゲームってどんなゲームだっただろう?

1978年から、数々「スペースインベーダーズ」というゲームが世に出たはずだが、リアルタイムに1978年には知らないので、それ以降にどこかで見たものをぼんやり憶えていて、それをインベーダーゲームと思っているわけだが、実際に1978年のインベーダーゲームを見ることは難しい。 おそらくエミュレーターを使ってyoutubeにゲームプレイ画面をアップロードしている人が世界中にいるので、そのいくつかを見ておいて、インベーダーゲームのイメージをアップデートしておきたい。

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おそらくAtari 2600に移植されたSpace Invaders(1980年)ではないかと思われるゲーム映像。 YouTube 効果音の相乗効果で演出されて、迫力がある。ザッザッザと迫ってくる音が、こわい。ブルータルなデスメタルのような世界感がある。 ゲーム性を感じる。アップロードした人に尋ねると、Stellaというエミュレーターによってプレイされている映像だそうだ。 stella-emu.github.io The Arcade Learning Environment (ALE) gym.openai.com

Atari社のゲームは、AI(強化学習)のデモンストレーション(Playing Atari with Deep Reinforcement Learning 2013 Volodymyr Mnih, Koray Kavukcuoglu, David Silver, Alex Graves, Ioannis Antonoglou Daan Wierstra, Martin Riedmiller, DeepMind Technologies)に使われるようになって、40年近く経て復活している。Atari伝説(USAのどこかに倒産したAtari社のゲーム機が埋められている)を追ったドキュメンタリーも近年あった。

ビデオゲームの墓場 - Wikipedia

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古いインベーダーゲームの映像を見比べていくと、自分のおぼろげな記憶のインベーダーゲームに適合するのはApple Invaderだった。

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トーチカの破壊されていく描写に、角砂糖が削られていくような儚さを感じる。また、地表を守っているというコンセプトを継承して地表が描画されていて、地表にも痛々しい破壊が進んでいくことで荒廃感が演出されている。

いろいろなインベーダーゲームを見て、いま、現段階でのpythonコードにない特徴を確認する。

  • 地表があり。地表に攻撃の跡が残る。
  • 自機の放った弾が、画面上部のエリアで破裂する。
  • 自機に受けた攻撃で、爆発する描写。
  • エイリアンが放つ攻撃の弾がウネウネと波打っている。
  • プレイスタートでエイリアンの登場のとき演出がある。
  • エイリアンが1つだけになったとき、動きがものすごく速くなる。
  • 高得点を記録することが出来る。

など。 これらの演出が、ゲーム性につながっていると思われる。 ただのプログラムコードと、ゲーム性をそなえたプログラムコードという差がある。 そこは実際にプレイする側に置いているか、AIに学習させるためにゲームを持ってくるとか、自分の能力の確認のためにゲームプログラムのコードを書くといった目的との差なのかもしれない。 今のところ、用意したインベーダーゲームpythonコードには、ゲーム性を感じない。

ゲームのpythonコードの構造と、プログラミング方法がつかめれば、ゲーム性を増す演出はおいおいつけていけるだろう。

ということで、ゲームにおいてのpythonコードの構造を見ていくことにする。